整形外科

首から足までの骨や関節、筋肉、神経などの損傷を多岐にわたり治療を行います。

変形性関節症(膝や股関節など)の変性疾患、
糖尿病などに伴う化膿性関節炎などの感染性疾患、骨腫瘍などによる疾患に対応。

整形外科のご案内

当院では臨床所見とレントゲン、CT、MRIなどの画像診断で病態を充分把握し、診断した上で治療(手術、リハビリテーションなど)を行っています。

肩こり、腰痛、関節の痛みやしびれなどの症状があるときは整形外科を受診してください。

変形性(膝・股)関節症

変形性関節症は高齢化にともない、症状を訴えて外来に来られる患者様が増えています。関節軟骨の変性とそれに伴う骨・軟骨の破壊及び増殖性変化の結果起こる疾患です。

その典型的な症状は歩行時の痛み、正座が出来ない靴下がはきづらい等の関節の可動域(動く範囲)の制限です。しだいに症状が進みますと杖での歩行が必要になったり、安静時(夜間痛くなる)の痛みが出現します。

最近グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸といったサプリメント製剤の有用性を述べた広告が散見されます。その効果については色々な研究がなされていますが、実際の所このようなサプリメントが人の膝や股関節の軟骨の成分になるか否かは証明されていません。ただ様々な研究がなされ、症状の軽い初期の関節症については効果が期待されております。しかしながら前述したような、中期・末期の症状の患者様にはその効果は期待できません。

そのような方には一度、整形外科の受診をお勧めいたします。
投薬やヒアルロン酸の関節内投与で症状はある程度改善します。

また、当院にでは年間多数例の人工関節(膝・股)手術を行っております。

人工関節置換術

高齢化社会の到来とともに、整形外科には膝や股関節の軟骨が減少し痛みを訴えて来院する患者様が増えています。

日本の高齢者人口(65歳以上)は2898万人:総人口の22.7% (平成21年現在)で、高齢化とともに、今後さらに変形性関節症の治療が必要な患者様が増加することが考えられます。

変形性(膝、股)関節症の人工関節置換術

こういった痛みは投薬やリハビリテーション、また関節内へのヒアルロン酸の投与等である程度緩和します。しかしながら症状が進行し杖による歩行が必要になり、安静時の痛み(痛くて眠れない)などが生じてくると手術的な治療が必要になってきます。

全人工膝関節置換術(TKA)
全人工股関節置換術(THA)
人工(膝,股)関節(TKA,THA)の寿命は向上し、最近では25年~30年の良好な成績が報告されております。
また、入院費用については、あらかじめ更生医療(医療費を助成する制度です。)の手続きをしていただくと軽減が可能です。
手術後は、各患者様のリハビリテーションを綿密に計画し誠意をもって入院期間中お世話させていただきます。
膝や股関節の痛みでお悩みの方は、一度当病院の整形外科の受診をお勧めいたします。
 

森山病院は、昭和27年に北海道で初の整形外科として開院して60年以上が経ちました。おかげさまで、今では旭川市や道東、道北からも多くの患者様が来院されております。そのモットーである愛と誠実の精神で今後も患者様の治療に貢献していきます。

外反母趾

手術写真

手術前
DLMO法
手術イメージ図

乳児股関節脱臼の検診

当院では被爆のリスクを避けるため、超音波検査(エコー)による乳児股関節脱臼の検診を行っております。

土曜日(第1・第3を除く)10時から12時までの予約診療を行っております。ご希望の方はあらかじめご連絡下さい。

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